2024年9月16日(月) 敬老の日の贈り物に鯨肉
鯨肉の栄養 ● 医療現場も注目の「代替動物性タンパク源」 近年、特に子供のアレルギーの主な原因は、卵、牛 乳、小麦、大豆などの良質なタンパク質を含む食品です。鯨肉は安全で栄養価の高い動物性タンパク源であり、アレルギー患者やその家族にとって、一家そろ って安心して食べられる頼もしい代替タンパク源となっているのです。 ● DPA・EPA・DHA(不飽和脂肪酸) クジラの赤肉類は低脂肪の食材ですが、一方、畝須や本皮などは肪分が多い部位です。こうした部位には、魚介類と 同じく多価不飽和脂肪酸(EPA、DHAなど)が含まれており、これらの脂肪酸を摂ることが血流の改善につながると言 われています。さらに、海産哺乳類特有の血液の流れをよくするDPA(ドコサペンタエン酸)が含まれております。 DPAの効果はEPA・DHAと比較して10倍以上あると報告されています。DPAは、鯨肉の部位の中でも特にベーコン( 畝須)に多く含まれています。クジラの脂肪成分による血液の流れを良くする・管理に、期待が寄せられています。 ● 最近話題の保湿成分「コラーゲン」もクジラは多く含む食材です。特に、クジラのベーコンに はコラーゲンが多く、その原料となる畝須のコラーゲン含有量は28%という報告もあります。